
この度、財団法人頌古会では美術品の修復部門を開設いたしました。
私たちが所蔵している美術品はその如何を問わず大切に未来へ伝えていかなければなりません。
言い換えれば、私たちは歴史上のほんのひと時だけ美術品をお預かりしているだけとも言えるでしょう。
したがって、貴重な美術品を無事に伝世させていくことは私たちに課せられた重要な責務といえます。
しかしながら、私たちは大切な美術品を思いもよらぬことで破損させたり、
疵を付けてしまったりしたことがすくなからずあったのも事実です。
時には飾っておいただけなのに経年変化で傷むこともあったでしょう。
それでも先人たちはその都度、修復を繰り返しながら現代に伝えてくれました。
実際、数百年以上伝世された美術品を詳しく調査すると、それは修復の歴史という一面さえ見えてくるくらいです。
ご所蔵の美術品の種類や種別などにもよりますが、放置したままでおかれると一層状態(症状)が悪化し、
結果として貴重な文化的財産を失ってしまう可能性もあります。
例えば茶碗を例にしますと原形を留めないものから小さなヒビがある程度までその状態(症状)は様々です。
財団法人頌古会では長年の豊富な経験を持つ専門職人を揃え、
個々の状態(症状)に対応しながら本来の雰囲気を損なわないように修復作業を行います。






